なかなかブログというのは続けるのが難しいですね^_^;
さて、4月末から販売開始し、おかげ様で好評いただいている
新商品オイスターオリーブオイル漬け缶の原料である
蒸し牡蠣の工場のある兵庫県と、牡蠣産地の広島に、先週行ってきました。
うかうかしていると牡蠣の収穫シーズンが終わってしまうので。
一般に牡蠣というと、秋から冬の寒い時期が美味しいイメージあるかもしれませんが、
実は、マガキでも本当に美味しいのは春先なんです。
産卵前になり栄養を蓄えるからです。
これは魚も同じで卵があると栄養がそちらにいき、身はあまり美味しくなくなります。
うちの「とろ青魚」缶詰の鰯も同様で、今は春先の卵持ち時期を経過し、
これから夏場に向けて徐々に栄養蓄え脂がのってきます。
ここぞ!というときに回遊してきてくれることを祈るばかりです。
(まだ分かりませんが今年は、例年より早く6月中旬ごろには初回の製造判断するかも・・・・)
話を牡蠣に戻します(笑)
千葉産直のオイスターオリーブオイル漬け缶に使用している蒸し牡蠣の生産者は、
秋~冬の牡蠣ではなく、2~5月ごろのうまみのある時期のうちに加工しています。
収穫後すぐむき身にして、最新の特許取得の蒸し製法で旨味を閉じ込め、急速凍結しています。
まさに「せいろ蒸し」のような美味しさの蒸し牡蠣です。
うかがった当日は、世界の牡蠣事情にも精通している情熱もった会長ともお話出来、
特に勉強になったのは、世界的にみても、燻製していない牡蠣を使用し、
しかもオイルもここまでこだわったオイスター缶は、世界的にみても珍しいらしい、、、とのこと。
国内でノンスモーク品の牡蠣オイル漬けは希少なのは知っていましたが、
世界的にとは、、、当社のオイスターオリーブオイル漬けのポテンシャルに我ながらびっくりです(笑)
ちなみに、当日は産地別、サイズ別の蒸し牡蠣の食べ比べの試食。
う、旨い!
以前も食べ比べしていますが、小粒と大粒も思ったほど味の違いはないんです。
ただ産地別の味の違いはありましたね~。
工場見学した、翌日は、早朝から牡蠣産地を勉強をするために、広島の江田島に。
スケールの大きさと牡蠣を生業にした地方の独特の町、
牡蠣に関わる方々のお話もそれぞれ聞け、大変勉強になりました。
改めて、それぞれの素材の歴史的背景、産地事情や関連工場などを
少しでも理解することは大切だと思いました。
「知っている」のではなく、「理解する」
そのための努力は本当に大切にしていきたいです。
最後に、直接的に仕事には関係なかったのですが、
牡蠣の出荷専門工場では、広島産以外にも、兵庫や愛媛の岩牡蠣も試食させてもらい、
これも理解する努力です^_^;
牡蠣は世界的に食されてきた食材で、日本でも歴史は古く縄文時代の貝塚からも牡蠣の殻の化石が見つかっているようで養殖も1500年代から広島ではじまったと言われています。
日本人が牡蠣好きな理由も分かりますね。細胞レベルで食べ慣れた食材なのかもしれません。